ナイトレーズ(NightLase)

眠り・呼吸・排尿を整える“夜の循環医療”

眠り、呼吸、そして排尿――すべては“夜の循環”でつながっている。
夜中に何度もトイレに起きる。
その背景には、“眠り”と“呼吸”の乱れが隠れているかもしれません。

なぜ泌尿器科でいびき治療を行うのか

泌尿器科は「夜間頻尿」や「ホルモンバランスの乱れ」を通じて、体の“夜の状態”を日常的に観察している診療科です。夜中のトイレ回数が増える背景には、単なる膀胱機能の問題だけでなく、呼吸障害による酸素低下と自律神経の乱れが関与しているケースが多くあります。呼吸が止まると交感神経が刺激され、心臓からナトリウム利尿ペプチド(ANP)が分泌されます。このホルモンが腎臓に作用し、夜間に尿を作らせてしまう――つまり「夜間頻尿」は、呼吸と循環の異常サインでもあるのです。uMIST東京代官山では、泌尿器科医としての知見を生かし、「眠り・呼吸・排尿・ホルモン」のつながりを一体的に整える治療を行っています。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは

睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Syndrome)は、睡眠中に10秒以上呼吸が止まる状態が繰り返される病気です。1時間に30回以上の呼吸停止があると重症とされ、40回を超えるとCPAP(持続陽圧呼吸療法)の適応になります。

呼吸が止まるたびに胸腔内の圧力が乱れ、心臓に戻る血流が急増します。心臓はその“張り”を感知してANP(ナトリウム利尿ペプチド)を分泌し、腎臓から余分な水分を排出するよう指令を出します。その結果、夜間に大量の尿(夜間多尿)が作られ、トイレの回数が増えてしまうのです。

さらに、酸素濃度の低下によって脳の覚醒が繰り返され、深い眠り(Deep Sleep)が得られず、尿意を感じるセンサーが過敏になります。その結果、「眠りが浅くなる → 尿意が増す → また起きる」という悪循環が起こります。つまり、夜間頻尿の背景には呼吸と循環の乱れが潜んでおり、SASはいびきだけでなく、全身の健康に関わる疾患なのです。

ナイトレーズ(NightLase)とは

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は単なる「いびきの問題」ではありません。放置すると以下のようなリスクが高まります。

切らない・痛くない・麻酔不要のいびき・睡眠改善レーザー治療。 ナイトレーズは、Fotona社製のEr:YAGレーザーとNd:YAGレーザーを使用した非侵襲的(メスを使わない)いびき・無呼吸改善治療です。特許取得のSmoothモードで喉(軟口蓋・口蓋垂・咽頭部)の粘膜をやさしく温め、血流促進とコラーゲン再生を促しながら、喉のたるみを引き締めます。


特徴:
  • 切らずに、痛みもほどんどない
  • 粘膜を傷つけずに組織を再生
  • 施術後すぐに会話・食事が可能
  • 日帰り治療
  • 治療時間は約30分

Fotona 社のレーザーの強み

「スムースモードという特殊なレーザーが口腔内の組織を再生します」
特許取得の「Smooth モード」で、喉(軟口蓋・口蓋垂・咽頭部など)の粘膜をやさしく照射します。これにより、血流を促進しながらコラーゲンの再生と収縮を誘導し、喉のたるみを引き締めて気道を拡げます。

ナイトレーズの3ステップ治療プロセス

STEP 1:Pre-heating

喉や口蓋垂をやさしく温め、血流を促進します。この予熱によって、次に照射するEr:YAGレーザーの効果が高まります。

STEP 2:Tightening

軟口蓋から咽頭にかけて照射し、コラーゲンの再生と血管の再構築を促進。喉の粘膜が自然に引き締まり、気道が広がります。

STEP 3:Tongue Tightening

舌の根元や側方にも照射し、舌根沈下を防止。呼吸の通り道をさらにスムーズに整えます。

この3ステップにより、喉を“切らずに”“傷つけずに”自然な形で再生・引き締めることができます。

Nd:YAG(左)とEr:YAGレーザー(右)によるNightLase LAUP治療の術中写真。治療中および治療直後の両方で、粘膜は無傷

治療の流れ

1. 初診・カウンセリング

いびき・夜間頻尿・日中の眠気などを伺い、生活習慣や既往歴を確認します。
必要に応じて、睡眠中の呼吸状態を評価するための検査をご案内します。

2. 睡眠検査・解析

ご自宅でできる**簡易睡眠検査(SASスクリーニング)**を行い、呼吸停止の回数(AHI値)、酸素濃度、いびきの音量などを記録・解析します。検査結果をもとに、ナイトレーズが適応となる軽症〜中等症かを確認し、最適な治療プランをご提案します。

3. ナイトレーズ照射(1回約30分)

麻酔不要・ダウンタイムなし。施術直後から食事・会話も可能です。

ナイトレーズ治療で生まれる“体の好循環”

呼吸の改善

  • 空気の通り道(上気道)が広がり、酸素取り込みが増える
  • 血中酸素濃度の低下(低酸素血症)が改善
  • 睡眠中の呼吸停止・覚醒反応が減る

睡眠の質向上

  • 深いノンレム睡眠が増加し、成長ホルモン分泌が活発に
  • 脳の休息が得られ、集中力・記憶力・気分が改善
  • 朝の頭痛・倦怠感・眠気が軽減

循環器への好影響

  • 血圧・心拍変動が安定
  • 交感神経過緊張が抑制され、心臓への負担が減
  • 不整脈・心不全・脳梗塞リスクの低下

夜間頻尿・多尿の改善

  • 酸素不足による心臓ナトリウムペプチド(ANP)過剰分泌が抑制
  • 夜間の尿産生量が減り、トイレ回数が減少
  • 睡眠の中断が減り、熟睡感が持続

代謝・ホルモンバランスの改善

  • インスリン感受性が上がり、糖代謝・脂質代謝が改善
  • レプチン(満腹ホルモン)とグレリン(食欲ホルモン)のバランスが正常化
  • 肥満・メタボリック症候群の改善サイクルが始まる

男性機能・ホルモン(Testosterone)の回復

  • 睡眠中のテストステロン分泌が正常化
  • 勃起機能・筋肉量・意欲の改善
  • 男性更年期(LOH 症候群)の症状軽減

日中のパフォーマンス向上

  • 集中力・判断力・記憶力アップ
  • 日中の眠気減少、仕事・運転パフォーマンス改善
  • 気分の安定、うつ・不安の軽減

各治療法の開始までの期間とダウンタイム比較

― どの治療が“すぐに始められて、すぐに戻れる”か ―

治療法 麻酔 負担の違い 効果の持続 特徴
外科手術(UPPPなど) 必要 約1〜2週間のダウンタイムあり 長期 切除・縫合が必要。強い痛み・出血のリスクあり。
CPAP療法 不要 数か月の練習が必要 使用中のみ 睡眠中にマスク装着。中止すると再発。
マウスピース療法 不要 マウスピースの制作に平均2週間前後 中期 軽症例に有効。装着に慣れが必要
ナイトレーズ 不要 なし 中~長期(半年~1年) 非侵襲的・麻酔不要・自然な再生を促す治療。
  • 手術は、ダウンタイム1-2週間
  • マウスピースは作成に2週間前後
  • CPAPは使用になれるまでに1か月から3か月
  • ナイトレーズは、ダウンタイムなし 受けるだけ

適応の目安(Positive Indications)

  • 軽度〜中等症のいびき・睡眠時無呼吸(AHI < 25)
  • CPAP に抵抗がある、または補助的治療希望例
  • 軽度の軟口蓋弛緩、舌根沈下が軽度なケース
  • ナイトレーズは、ダウンタイムなし 受けるだけ

※重症の患者様も適応になりますが、CPAPの導入も同時に検討いたします。

よくある質問(Q&A)

痛みはありますか?

ほとんどありません。「温かい」「ピリッとする」程度で麻酔不要です。

何回の治療が必要ですか?

1か月おきに3〜5回の照射をおすすめしています。

効果はどのくらい続きますか?

およそ約2年持続。年1回のメンテナンスで長期安定が可能です。

誰でも受けられますか?

多くの方が対象ですが、重度の睡眠時無呼吸(AHI30以上)や活動性炎症のある方は医師の判断が必要です。

ナイトレーズの主な禁忌

ナイトレーズは世界80か国以上で導入されており、安全性が高い治療です。ただし、以下の方は適応外または慎重な判断が必要です。

  • 急性・活動性の感染・炎症のある方
  • 悪性疾患・腫瘍がある方
  • 妊娠中または授乳中の方
  • 光感受性疾患・光増感薬の使用中の方
  • 重度の呼吸器疾患または閉塞性病変のある方
  • 心臓の病気がある方、またはペースメーカーを使用している方(特に血圧や脈の状態が安定していない場合)

uMIST東京代官山からのメッセージ

「夜中に何度も起きてしまう」「朝起きても疲れが取れない」 その原因は、“呼吸の乱れ”が作る夜の循環の崩れかもしれません。

uMIST東京代官山では、泌尿器科医の視点から眠り・呼吸・排尿のすべてを整える医療を行っています。 切らずに受けるだけ――ナイトレーズで、静かな夜と健やかな朝を取り戻しましょう。

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